かぜ治療と抗生剤
かぜ症状のほとんどは細菌ではなくウイルスの感染です。抗生剤はウイルスには効果がありません。かぜの患者さんで抗生剤による治療が必要な患者さんは約5%といわれています。具体的には、溶連菌による咽頭炎、肺炎は抗生剤での治療が必要ですが、それ以外は気管支炎を含め抗生剤での治療は必要ないと考えられます。当院では厚生労働省の[抗微生物薬適正使用の手引き]に準拠した治療を行っています。
抗生剤での無駄な治療を制限することは、限りある資源である抗生剤を次の世代に引き継ぐためにも重要なことなのです。
2018年9月13日 カテゴリ:未分類